■中国では多くの医学研究機関が霊芝胞子の研究に参加
霊芝胞子の研究は、動物実験、臨床テスト他の各種テストが中国各地の医科大学や研究所及び外国の研究機関も参加して行われている。
中山医科大学ガン研究所、上海第二医科大学、北京医科大学ガン研究所、北京種瘤病院、中国人民開放軍伝染病センター、広州空軍病院肝臓病研究所、香港大学、米国ハンレイ大学、英国ロイヤル医学院、スウェーデンカロリンスカ王立医学院、スウェーデン国立医学薬学研究所、タイチュラロンコン大学医学部、タイ赤十字エイズ研究所など。
また中国国家衛生部(日本の厚生労働省にあたる政府機関)・広東省衛生部(日本の県の衛生課にあたる)も研究応用の推進に力を入れている。
■霊芝胞子物質 濃密な宝庫
霊芝の胞子に、通常細胞より多くの生理活性物質が含まれていることは近畿大学や京都大学の研究でも明らかになっています。しかし、通常、胞子は二重の卵形の固い殻に包まれており、それを摂取しても消化吸収ができず、胞子を破壁することにより、初めて胞子物質を消化吸収し利用できるようになりました。
有効成分:βグルカンなど多糖類・ポリペプチド・霊芝胞子類脂質・アルカロイド・霊芝胞子トリテルベン化合物などを空中に飛散して子孫を増やす霊芝胞子は微細で軽量なものであり、重量比で霊芝本体の1000分の1から10000万分の1しか含まれていないが、生命力を活性化、強化し、多様な厳しい環境に耐えて子孫を繁殖させる「種子」としての機能を備えるために多様な物質の宝庫になっています。
研究では、破壁胞子粉末の効果は通常霊芝粉末の75倍とも言われています。これは、単純計算で300mgの破壁胞子粉末は22.5gの霊芝に相当することになります。22gの霊芝粉末はそう簡単には摂取できず、ゆえに破壁胞子粉末の摂取が、従来では不可能だった大量摂取による劇的な効果を実現しているのです。
■動物実験および細胞組織実験
● まず、破壁胞子細胞粉末を摂取しても毒性は皆無であること、成長は正常にされることが動物実験で確認さています。
● 破壁霊芝粉末を摂取させるマウス実験によればリンパ細胞の転化・増殖および脾臓細胞機能・マクロファージ(大食細胞)の異物食機能・胸腺機能などの生体防御、免疫システムが、破壁霊芝粉末を摂取することによって極めて強化されることが解明されています。これらは免疫機能の中心を担っているので、外部から身体内部への細胞や異物の進入やガンの発生、増殖を防ぐ機能が顕著に高まるだけでなく、免疫調整機能も持っています。
■驚異的に高いガン抑制率 破壁霊芝胞子
● マウスに移植した肝臓ガン・肉腫S-180に対して、破壁霊芝胞子粉末が与える抑制効果のテストによれば、2g〜8g/Kg体重/日を摂取させた場合、ガン抑制率は52.2〜86.1%になり、肉腫L−IIでは抑制率は44.9〜82.0%となりました。
80%を超える抑制率が胞子粉末本体によって得られたことは驚異的なことです。茸類に関して通常は特定の純粋な物質(個々のグルカン分子)を抽出、投与あるいは注射したものが高い抑制率を示しています。
● また、マウス腫瘍細胞でテロメテラーゼの働きを抑制しテロメアの短縮を抑え細胞ガンを防ぐように働くことも解明されました。
● また、破壁霊芝胞子粉末が、フリーラジカル・活性酸素などで細胞物質や遺伝子を傷つけられることを防ぐ方向に働き、あるいは損傷の修復に寄与することも確認されました。
■臨床テストが示す好結果
● 76例の各種ガン患者に対するテスト(上海第二医科大学・広州医学院)
病院における通常の対ガン治療(放射治療を含む)に霊芝胞子粉末の摂取を行った(摂取量6〜8g/日)。
症状の顕著な改善が見られた患者は60%を超え、改善では80%を超えた。
ガンの完全消失
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ガンの縮小
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白血病
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2人
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肝臓ガン
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2人
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胆道ガン
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1人
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肺ガン
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2人
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膵臓ガン
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2人
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脳ガン
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2人
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乳ガン
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1人
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膵臓ガン
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2人
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■88例の肝炎患者に対するテスト(中国人民解放軍第四五八病院全軍伝染病センター)
B型・C型肝炎・慢性肝炎患者に対して、霊芝胞子粉末を摂取させて行われた血清検査によれば、約3分の1の患者に顕著な回復が見られ、全ての患者に全身症状などの大幅な改善、肝機能の改善が見られた。
このテストにより、霊芝胞子には、肝炎ウイルスを抑制し損傷した肝細胞の再生を促進する働きがあることと、肝臓の機能を高め、肝硬変への進行や肝ガン化を防ぐ働きがあることが確認されている。
■医学的研究や破壁胞子利用者からの報告
● 霊芝には、内分泌系統の機能を高め調節する作用がある。霊芝の糖尿病に対する、血糖値を下げ正常にする働きや効果があることについては、これまで多くの研究報告があるが(日本の木村博士など)、破壁霊芝胞子粉末にも良好な効果があることが、それを摂取している人から報告されている。
● 呼吸器系統では喉・器官や肺の粘膜や表面状態を改善する働きがある。咳止め・痰を少なくする。喘息を改善する。息が上がりやすい、とか喘ぎの多い症状を改善する。(中国では霊芝を利用したこの方面の治療薬が多く販売されている。)
● 神経や精神状態を安定させ、不眠症を改善する働きがある(中国では神経衰弱や不眠症改善薬とされている)。入眠・熟睡・覚醒の状態を良くする。したがって、睡眠の効率が高くなり、短時間の睡眠で身体の疲労が回復する。睡眠時間は実際の時間より長く睡眠を取ったように感じる。これらは多くの破壁霊芝の利用者から報告されている。
● 内分泌系の機能を改善、調節することから、性的な機能も自然な状態で改善される。特殊な刺激によるものではなく、組織や機能が改善された結果であることから、薬などによる不自然なものではなく好ましいものである。霊芝胞子の摂取は安全で且つ極めて効果的な精力増強の方法である。性的な機能が著しく減退・衰退している場合でも効果が期待できることから、この作用はかなり強く、根本から働いていると考えられる。これらの事実は多くの破壁霊芝の利用者から報告されている。
● また、造血作用や、血液の浄化機能が高まることから、血質を改善してさらさらにし血液の流れを良くする。たとえば、血液の浄化、生成の役割をもつ脾臓の活性化が見られることは前期の通りであるが、これは脾臓に限らない。とくに毛細血管の状態が改善されることから、血液循環が良くなり、冷え性が治った人も多い。血管の硬化を防ぎ若返りに働く。血圧を下げて正常にする働きがある。
これはまた、子供の夜尿症の改善にも役に立っている。
● きわめて顕著な胃腸機能の改善が見られる。非常に強力な便秘改善力がある。また、利尿効果が強いことが、多くの破壁霊芝の利用者が報告している。
神経性の下痢や不調、あるいは胃痛や胃潰瘍のストレス性損傷などの改善に顕著な効果がある。また、胃の手術後の後遺症を顕著に改善する効果も報告されている。消化器系統の代謝を良くし不自然な肥満を除去する効果も報告されている。
● ニキビの改善に強い効果がある。肌荒れを改善し、全身の肌をつややかで滑らかにする働きが非常に強い。これらの効果は非常に多くの霊芝胞子ならびに破壁胞子粉末カプセルの利用者から報告されている。
● その他、花粉症・鼻炎に効果があることが霊芝胞子の利用者から報告されている。免疫不全症候群であるエイズなどにも症状の改善に効果があることが報告されている。霊芝には免疫調節作用があることが研究、報告されていることから、応用の可能性は広い。
● 【短期間睡眠】ハードスケジュールで仕事をする場合、睡眠の効率を上げ疲労を回復させ精神的にも充実することが求められる。このような場合、霊芝胞子が大変に有効であることが報告されている。
◎ 内分泌系に作用してその機能を高め、調節する。
◎ 免疫系に作用して病気に対する抵抗力や回復機能を高め、調節する。
◎ 神経系に作用してその活動を円滑にする。
◎ 一般的には細胞活性を高める。
■【研究動向】
昨年9月にインドネシアで行われた「霊芝胞子に関するシンポジウム」では、中国・中山大学のリュー・シン博士らのグループが行った霊芝胞子エキスを76名のガン患者に投与した試験結果が報告された。対象となったのは、肺ガン、肝臓ガン、白血病など。患者はいずれも疲労、食欲不振、痛みなどの症状を訴えていたが、60%以上の改善効果が得られた。また、数例では腫瘍の大きさの縮小が、さらに4名の患者ではガンが消失した。