少し根源的な話をします。
人類は火を使うことを覚え、そしてその火を使って食べ物を調理することを覚えました。我々も哺乳類の一員ですが、人間以外では加熱・調理したものを食べる動物はいません。
人間以外の野生生物は皆、獲物を生でそのまま食べていて、それが自然な姿なはずなのです。
我々人間は300万年といわれる長い人類の歴史の中で、ずっと生のものを食べてきたわけですよね。食べ物を加熱・調理して食べ始めたのは、わずか1万年位前のことです。そもそも、加熱・調理された食物を食べることは健康体を維持する上で良いことなのでしょうか? 火を使って食べ物を調理することのメリットとデメリットを挙げてみると、調理することで、軟らかくなり、食べやすくなり、美味しく食べることができるようになりました。
一方、それと引き換えに、蛋白質は変性し、脂肪は酸化し、ビタミンや酵素は壊れてしまうのです。我々人間も哺乳類ですが、我々の身体は本来、火を使わない物を食べるのに適応しているのではなかったのでしょうか? また、更に云えば、もともと人間は植物食の摂取に適応した消化機能を持っている為、大量の動物食を完全に消化する事は出来ないのです。
それが証拠に、野生の動物を研究している科学者からは野生動物が癌、糖尿病、心臓病で苦しんでいるなどと言うような報告はありません。一方、犬や猫などのペットは、動物の中での例外として、調理された餌を食べています。そして、人間と同じように癌、糖尿病、心臓病という三大生活習慣病が頻発してします。
そもそも酵素の重要性は一体何なのでしょうか?
この酵素の偉大なパワーを知ることができる実験をした人物がいるのです・・・。
その人物は、ポテンジャー博士といいます。博士は900匹の猫を使い、生肉・生牛乳を与え続けるグループと、加熱した肉と殺菌した牛乳で‘酵素’を破壊した食事を与えるグループに分け、親子3代に渡って生態系を調べました。
その結果・・・。生のものを食べたグループは、健康体を維持していたのですが、熱を加え酵素を破壊してしまったものを食べたグループは、人間と同じようにガン等の‘生活習慣病’が数多く発生し、骨はボロボロで、3代目になると奇形すら生まれるありさまになってしまったといいます・・・。
更に、加熱食品グループの排泄物を肥料にしても、草すら枯れるという異常な状態となったといいます・・・。
また、別の実験では、スエーデンの研究所で加熱処理した食事を動物(ネズミ等)に与える実験を行った所、若いうちは上手く成長するが大人になると急速に老け込み、多くの病気にかかって早死にした一方、生の食事を与えると老け込むのも遅く病気にかかりにくかったと報告しています。
前節で消化酵素をなるべく使わないようにすることで、酵素を節約すれば免疫力などの生命活動が活発になり、丈夫で長生きできるという話をしましたが、それにはどうしたら良いのでしょうか?
実は自分で作る以外にも外から補給する方法があるのです。
生命がある所、必ず酵素があると言われるように、自然の食品には自らを分解する酵素「食物酵素」が備わっています。この酵素を利用することで人間の消化酵素が節約できるのです。
しかし酵素は熱に弱く、約48℃で死んでしまいます。
つまり、加工食品はもちろん、煮たり焼いたり、電子レンジで加熱する事で食物酵素は失われてしまうのです。ですから「生のもの」を食べるのが大切になってきます。
牛や羊などの反芻動物は人間と異なり、唾液中に酵素が含まれていません。消化酵素を分泌する膵臓の大きさも体重比で見ると人間の膵臓より重量が軽いのです。牛や羊には4つの胃があり消化酵素はその一番小さい胃からだけ分泌されます。他の3つの胃は前胃と呼ばれ、ハウエル博士はこれらの胃を「食物酵素胃」と呼びました。と言うのもこの前胃に運び込まれた食物は、その食品自体に含まれている消化酵素(食物酵素)によって自ら自己消化させていくからです。
このように全ての動物には食物自身の持つ酵素によってある程度自己消化させる「食物酵素胃」という貯蔵場所があります。人間では胃の上部(噴門部と胃底)が「食物酵素胃」に相当します、この部分からは消化酵素が分泌されず、食物は蠕動運動の無い状態で1〜1.5時間ほどこの胃上層部に留まります。
しかし、加熱食により食物酵素が破壊された食品が主体の現代人は、この食物酵素による自己消化作用が上手く機能していないのです。これが特に動物性蛋白(肉など)が消化不良のまま腸に運ばれて腸内腐敗・異常発酵に繋がって行くのです。
エスキモーは生の肉や魚、セイウチやトナカイの胃の内容物、発酵させた肉等が主食ですが健康的で病気は少ないと言います。これは生で食べる事に加え、魚油(エイコサペンタエン酸・ドコサヘキサエン酸)を多く摂取している事も関係していると言われています。
いずれにせよ、今さら私達が、他の野生動物のように、全ての食事を生にしましょう、なんてことは非現実的で無理です。ですから、出来る限り、肉や魚などの動物食を減らし、出来るだけ果物や野菜などの植物食を摂るようにします。望ましい比率は、新鮮な物を植物食8〜9割、動物食1〜2割位にする。尚、動物食は、肉類を減らし魚類を増やして楽しみながら良く咬んで時間を掛けて食べる事です。更に、酵素が十分機能するのを助ける補酵素としてビタミンやミネラルが豊富な野菜・海草などを出来るだけ多種類摂るようにすると良いでしょう。また、植物性の発酵食品(味噌・糠漬け・納豆・醤油・酢等)も摂るようにします。有用酵母や善玉菌などの有用微生物により発酵させた食品には消化酵素が格段に多く含まれているのです。
発酵とは読んで字のごとく「酵素を発する食品」と言えるのです。同様に便秘や宿便を無くし腸内環境を良くしておく事で、腸内の善玉菌達は3000種類とも言われる酵素をその人に供給してくれるのです。便秘、宿便があると腸内環境は悪くなり、毒素や活性酸素(身体を酸化・老化させる)が多量に発生します。肝臓ではこれらを解毒する為に相当の酵素を消費してしまうのです。更に、酵素が十分機能するのを助ける補酵素としてビタミンやミネラルが豊富な野菜・海草などを出来るだけ多種類摂るようにすると良いでしょう。
ところで、この大事な酵素は食事を食べた時に、食べ物を消化、分解する時に最も消費されるもので、暴飲・暴食、そして腹いっぱい食べれば食べる程、酵素を大消費してしまっているのです。
ですから、週に1回でも‘半断食’でもして、酵素の消費を抑えるような処置を取らないと、必ずや大病を患うことになるのです。
ここに、お腹いっぱい食べる事に慣れてしまった現代人、そして加工食品を日常的に食べる食生活の現代人を救う救世主として、酵素の中の酵素である「ミヤトウ野草研究所」の天然野草酵素‘ユアラーゼ’を超強力に皆様に推薦する理由があります。
近藤会長曰く「この酵素にして、年5kg以上体内に溜まっている農薬、添加物を体外に排泄せしめる事ができる」と。
あの猛毒の‘サリン’は、人間の酵素合成をストップさせ、一瞬で人間を絶命させる。
‘酵素’は単に消化、分解だけで働いているのではなく、生命活動そのものなのです!!
最後に、聖書にはこうも書かれています。
「この世で最も小さなものが、最も偉大な力を持っている」と・・・。
微生物さんたち、本当にありがとうございます。
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